情報処理技術者試験の話

私はかれこれ25年近く、IT業界にいます。最初の会社は大企業の情報系子会社でその後組み込み系であったり通信事業者だったりSIerだったり転々としてきました。

 

最初の会社は、新卒で本格的なプログラミングもほぼ未経験であったため、研修が充実しているという理由も、選んだ重要なポイントでした。

最初の3ヶ月間みっちり研修の時間が有ったのですが、その研修の成果として情報処理技術者試験の受験を強く勧められました。当時は第二種と言われていた試験です。ただ、最初の3回ぐらい不合格が続き受験するのをやめてしまいました。その時は、「別に資格持ってたからって業務に役に立つわけではないし」と強がったりもしましたね。

 

その後、元来コミュニケーションが苦手であったり失敗をすることも多く、何度か転職をしました。年令を重ねていることもあり書類選考でもだんだん企業からの評価も落ちていく状況でしたので、ある程度何か知識の指標をしめさないといけないなと、ここ5年で基本・応用・高度試験のうちの一つ、それぞれ取得しました。

 

合格してみて思うのはしっかり基礎を身につけること、継続して勉強することは業務においても十分に生かされるということですね。実際の業務と何らかのギャップが有ったとしても勉強したことが無駄になることはない。そのように思うようになりました。