留萌本線 留萌市街廃止区間 瀬越ー留萌間の廃線跡を散歩
先日の週末に留萌を訪れました。
留萌本線が来春に廃止されることもあり札幌遠征後の観光を兼ねて乗りに行きました。
早朝の高速バス るもい号(中央バス)で向かい、街を散策しつつ、すでに廃止となっている留萌ー増毛間のうち、留萌側の一駅間を歩いてみました。
まずは瀬越駅に向かいます。中央バスの錦町バス停から徒歩15分程度、海岸段丘の高台に上がって住宅地を抜け海側に進むと瀬越です。
この急な坂を降りたところが駅です。
駅の先はこの季節サーフィンで賑わっておりました。
その先は黄金岬というところです。
駅跡です。レールが撤去されて整地されていました。
待合室の跡でしょうか。
駅敷地の全景です。
瀬越駅から10分程度歩いて市役所近辺にきました。そこまでは崖下でほとんど公道からは見えない状況でしたが、段丘上にある市役所や住宅のある部分は切り通しで留萌駅に向かう線形となっていました。
段丘を降りたあとは築堤で勾配を緩和。こちらの橋桁は留萌港への専用線です。
本線の橋桁上は少し草がありますが、最近まで使えわれていたことがわかり、僅かにレールも見えています。
下り勾配の築堤
その先、運河を渡る橋は一部撤去されておりました。
羽幌へ向かう幹線道路から見た橋。トラス橋2つは留萌港への線路。増毛に向かう線路はガーター橋だった様です。
最後は留萌駅です。広大な機関区や留置線、羽幌線の線路は撤去され、公園と道の駅が整備されました。
鉄道の廃止は大変寂しいものですが、留萌の交通の中心は既に何年も前から道路であり、環境整備も進んできています。
今度はバスか車になりますが、街自体綺麗で魅力もあり、また訪れたいと思える街でした。